院長挨拶

青葉病院　三軒茶屋ブレストセンター院長の志茂　新です。

私は乳がん治療が専門の医師です。乳癌の手術件数が日本で3番目に多い聖マリアンナ医科大学で、2022年まで22年間手術をしていたので、4000件以上の手術経験があります。聖マリアンナ医科大学では根治性はもちろんのこと、整容性を重要視した変形の少ない手術創の目立たない手術を学びました。再建術においても、乳房再建の第一人者である当時横浜市大の形成外科の佐武利彦先生を慕い、数多くの再建術をしていただくことで再建術に適した乳癌手術を学び、数多くの臨床試験や教科書を執筆するまでに至りました。

今回開院にあたり、佐武先生の一番弟子である富山大学臨床教授の武藤真由先生の協力を得られることになり外来診療を行っていただくことになりました。武藤先生だけでなく、乳癌に身近な婦人科検診も聖マリアンナ医科大学産婦人科の協力を得られることとなり、乳癌だけでなく、女性疾患全般の治療のサポートができればいいと考えております。私は聖マリアンナ医科大学で乳癌の抗がん剤治療も数多く経験しており、治験等の新規治療の経験も数多くあります。当院で化学療法室をオープンするにあたり、聖マリアンナ医科大学の薬剤部のサポートしていただきましたし、聖マリアンナ医科大学病院のみならず、聖マリアンナ医科大学ブレストセンターでも当院のスタッフの研修をしていただきました。三軒茶屋でレベルの高い乳癌治療が提供できたらと考えております。当院だけで対応困難な部分は、近隣の施設のサポートを得られる環境は整えており、同じグループの大坪会のみならず、手術中の病理診断は東邦大学大橋病院の病理診断科のサポートもありますし、それだけでなく、週に1回は大学病院の外来診療を継続しているので、聖マリアンナ医科大学と協力して質の高い乳癌治療を継続できたらと思います。